THE GODS 2002 観戦記 - Travel Diary

旅立ちまで
それは4月の頭のことだった。例年であれば秋に開催されている THE GODS だが、今年は10周年の記念開催ということで2回開催となり、第1回は 6/2 に開催地も例年のウィガンからブラッドフォードに移しての開催になると報じられた。そのニュースを聞いた時点では既に行く気マンマンだったのだが、以前から GODS に興味を持っていた TAKE 、ひでの両氏を冗談半分に誘ってみたところ意外と乗り気な反応が返ってきたので、どうせならということで後押ししてみた結果、二人も参戦決定、 TEAM GODS を結成しての参戦となった。

そうとなれば早めに動こうということで、まずは航空券の手配に着手した。今年はブラッドフォードでの開催ということでリーズ・ブラッドフォード空港着の便を探してみたところ、ネット上でアムステルダム経由のリーズ・ブラッドフォード行きの便が比較的安く見つかったので、早速それを予約することに。

これで航空券は OK 。次はホテルだっ!!と意気込んだものの、例年のウィガン開催であれば NOW AND THEN のオフィスの所在地ということもあり、具体的なホテルがいくつかピックアップされているので、そこから空いてるところを探せばいいのだが、今年はブラッドフォードと初めての場所での開催のせいか、自分でで探してくれとなかば放置状態であったためネットを駆使して探すことに。メールと FAX にていくつか問い合わせてみてたところ、会場の Pennington's に割と近い New Beehive Inn なるホテルから空きがあるとの回答を貰い、3人1部屋で一泊50ポンド(\9,000弱)と値段も手ごろだったために、そこを予約することに。

その後、 GODS のチケットもネットで注文し、一通りの準備は整い、後は出発を待つだけとなったのだが、そのチケットが GODS 当日の1週間前になっても一向に届く気配もない。しょうがなく注文した代理店に問い合わせてみると「トラブルで送れていなかったために現地で引き換えしてくれ」という回答が着た。念のため NOW AND THEN の方にもその旨をメールしたところ「当日受付でクレジットカードと予約 ID を見せろ」という返答が着たので、もうこればっかりはそれに従うしかなかったのだが、最後の最後でこんな問題が出ると思っていなかっただけに若干の不安材料を抱えて出発することとなった。


2002.05.31
イギリスへはこの日の 10:35 AM の成田発の便で出発する予定になっていたために、その前日の 5/30 の夜にTEAM GODS の面々とは合流、その日は我が家に前泊していたのだが、午前中の成田発の便に乗るためには2時間前にチェックインしなくてはならないために、 8:30 に成田に着くにはウチを朝6時には出なくてはいけないという初っ端から過酷なスケジュールとなった。しかも前日ってのが夜中遅くまで3人で酒飲みながら騒いだりしてたために、朝6時に家出るのはかなりしんどかったのだが、重い身体を引き摺りなんとか成田に到着。

成田着後はチェックインをサクッと済ませて遅い朝食を採ってから飛行機に乗るつもりでいたのだが、これが平日にも関わらず予想以上にチェックインに時間が掛かり、結局チェックイン後、搭乗までにあまり時間もなかっただけに、ターミナルの売店で大して美味くもないくせに値段だけは立派なホットドッグを味わう暇もなく胃に入れてとりあえず腹を満たしての搭乗となった。

アムステルダムまでは11時間弱ほど掛かるために、飛行機内では1時間ごとに寝たり起きたりの繰り返しという感じで、起きてる間はもっぱら CD を聴いているか喋っているかという感じだったために長時間のフライトの割には差ほど時間の長さを感じることはなかった。ただ、搭乗後5時間を過ぎた辺りのことだったと思うが、すっかり爆睡していたところに突然いい匂いが機内を満たした。どうやら機内サービスでカップラーメンを配っていたようで、その匂いに釣られて目が覚めた私とひでさんはカップラーメンを食すことにした。そして食べ終わろうかという時に隣で爆睡していた TAKE さんが「あっ、何か食べてる!!」と突如目を覚まし、それ以降カップラーメンが食えなかったのがよっぽど悔しかったのか、イギリス滞在中数回に渡り「帰りの飛行機では絶対食ってやる!!」との発言を聞くことになる・・・

そんなこんなでアムステルダムのスキポール空港に到着。リーズ・ブラッドフォード行きの便への乗り継ぎに5時間近く間があるために、その間は空港内を散策することに。これがヨーロッパの拠点となる国際空港だけに広いのなんのって。日用雑貨から化粧品、 CD ショップはおろかカジノまであるだけに歩いてみて廻るだけでも結構な時間を要する。そこでぼちぼち腹も減ってきたということで軽く食事を採ろうということになり、手持ちの現金をユーロに換金することに。換金窓口にて換金を試みるものの、なんか自動両替機のような機械があったので、ロクに説明も読まずに日本で換金してきた10ポンドほどをユーロに換金してみたら結構簡単に出来た。これで調子に乗って TAKE さん、ひでさんの二人も換金してみたのでが、よくよく見てみると換金された金額が元よりも少ない。おかしいと思いレシートのような紙を見てみると手数料として 3.75 ユーロ(約\400)も取られていた。このときはさすがに説明をキチンと読んでからやれば良かったと3人してうなだれる。

その後、気分を取り直しカフェのようなところで軽く食事を取ったりとしている間に飛行機の出発時間となり、1時間弱でリーズ・ブラッドフォード空港に到着。到着した時は夜の8時近くであったにも関わらず外はまだ全然明るかったのにはなんか拍子抜けしてしまった。飛行機を降りると入国審査が待っていた。過去2回の GODS 参戦のためのイギリス入国時には何しに来ただとか金はいくら持ってるんだとか余計なお世話だと言いたくなるような色んなことを詰問されたという経緯があったために、今年はスムーズに入国するために頭の中で聞かれることを色々シミュレーションしておいたのだが、いざ入国審査となると 2,3 質問されただけであっさり入国させてくれたので安心した反面、ちょっと期待外れという感じでもあった。その後成田で預けていた荷物を受け取り、いざ出口へ。空港出口にてタクシーを捕まえ、目的地となるブラッドフォードへと向かうこととなったが、車の中から見る赤レンガ造りの建物を始めとする風景を眺めているとここでようやく「今年もイギリスに来たんだなぁ」という気持ちがこみ上げてきた。

そうこうしている間にブラッドフォードのシティセンターに到着。ここでタクシーの運転手にホテルのホームページのコピーを見せても場所がわからないようで、仕方なくホテルのある通りまで出てもらい、何とか目的の New Beehive Inn に到着。フロントでチェックインを済ますと部屋に案内される前に何故か

「ウチのバーテンはギリシャ人なんだぜ!!」

などとワケのわからないことを言い始める。何かと思いながらも適当に相槌を打っていたら部屋に向かう途中にも「日曜の Pennington's を観に来たのか?」と聞かれたので "Yes!!" と答えるとまたしても

「ギリシャのバンドを観に来たのか?」

などと尋ねてきた。何かと思いつつもここでも適当にあしらっていたら私のスーツケースに付けたままであった成田発の便の荷札が目に入ったらしく

「ゴメンゴメン、日本から来たのか!!」

などと言ってきた。どうやら私の顔を見てギリシャ人だと思ったらしい。 TAKE さん曰く「としおさんは日本人にしてははっきりした顔つきだからギリシャ人と間違えたんじゃないの?」などと言っていたが、さすがにこれはちょっとショックでした。はいはい、どうせあたしゃギリシャ人ですよ!!更にはその横でひでさんは「お前はチャイニーズか?」みたいなことを言われていたような気がしますが・・・

そんなこんなでなんとか部屋に到着。半日以上も飛行機乗って来たんだから、疲れも溜まってるだろうし、普通ならここであとはシャワー浴びて寝るだけって感じなんだろうが、荷物を置いて一休みしたところで早速外出することに。といっても、観光するために外出したのではなく、日本を出る前にこの日はホテルから歩いていける場所にあるクラブで CONTAGIOUS がライブを行うという情報を事前に入手していたために、それを観に行くことに。そして歩くこと10分ちょい、会場となる MARKET TAVERN に到着。入り口で5ポンドを払い中に入ると翌日の GODS 前夜祭にも出演することになっていたオープニングアクトの DEADLINE がプレイしていたのんだけどフロアはガラガラ。多めに見積もっても15人程度しかいないという寂しい状況。最初は CONTAGIOUS が始まる頃にはもうちょっと集まるだろうと思っていたものの、結局最後まで人が増えるということもなかった。

で、この DEADLINE ってのが曲は悪くないんだけど、とにかくヒジョーに素人臭い。過去に GODS で観た LOST WEEKEND や 91 SUITE も十分素人臭かったが、このバンドを前にしてしまうとそんな彼らでさえプロフェッショナルなバンドに思えてしまうほどだった。ヴォーカルは突っ立ったまま同じポーズで似たようなメロディを延々歌い続けるし、ドラムは必要以上にオカズを入れながらバラードだろうがなんだろうがひたすらブッ叩き続けるしという感じで2曲ぐらい観てすっかり飽きてしまった。そんなステージでの熱演を尻目にバーカウンターに向かいビールを購入しグビグビ飲んでる間に DEADLINE ライブは終了。 CONTAGIOUS までのセットチェンジの間には同じレーベル所属ということもあってか SHY の新作からの曲が流れ始めた。確か4曲ぐらい聞くことが出来た思うが、申し訳ないけれども SHY の新曲の素晴らしさの前に DEADLINE の印象は一瞬にして吹き飛んでしまった。

そして20分ぐらい経ってようやくお目当ての CONTAGIOUS のライブが始まった。オープニングはアルバム「 THE CALLING 」同様 "Hear It Calling" でライブは幕を開けたが、これが劣悪な音質のせいでバンドの魅力を著しく減退させていたアルバムとは比べ物にならないぐらいカッコいい。特にヴォーカルは多少ピッチのフラつく個所はあるものの、その大仰な歌いっぷりからなかなかの実力者であることは確認できたし、昨年の Z-ROCK フェス出演時にそのパフォーマンスが絶賛されていたというのも十分納得の行く迫力のパフォーマンスを見せてくれた。客がこれだけしかいないという状況にも慣れているのか、それとも DOKKEN とのツアーを終えたばかりということもありバンドの状態も良かったのか、 EP とフルレンスのアルバムからほぼ全曲に加え、新曲も1曲披露されるなど、約70分に及ぶライブは非常に満足度の高いものとなった。個人的に大好きな "Flyin' High はメチャメチャカッコ良かったです。

ライブ終了後、 CONTAGIOUS のギタリストのトニー・マーシャルが話し掛けてきた。というのも、 CONTAGIOUS がライブを行うという情報を得た時点で Z-RECORDS の方に開演時間等の問い合わせのメールをしたところ、トニーから直接返事が着たということもあり、やはり日本から観に来てくれたということが嬉しかったのか、ライブの感想を始め、 GODS を観に行くことなど軽く会話を交わし、会場を後にした。

会場を出た時点で時間は既に23:00を過ぎていた。会場に入る前はまだ明るかったものの、さすがにこの時間となると暗くなっていた。その後ホテルに戻ったころには疲労感がドッと出てきたので、シャワーを浴び眠りにつくことに。こうして初日ライブを観に行くというかなり強行スケジュールではあったものの、疲れた身体を引き摺ってまで観に行っただけの価値のあるライブを観ることが出来た充実感に浸ったまま初日は終わった。


2002.06.01
朝8時起床。さすがに初日から結構ハードなスケジュールであったために身体が持つかなぁという心配もあったのだが、昨日ベッドについた瞬間から記憶がないほどに熟睡しただけに、昨日の疲れも特になく、身支度を済ませると急に腹が減ってきた。

ちょうどそのころ TAKE さん、ひでさんが用意を済ませたこともあり、ホテルの1階にある食堂に向かい朝食を取ることに。食堂に入るとホテルの女性が「コーヒーと紅茶どっちにする?」と聞いてきたので、コーヒーが飲めない私は紅茶を頼むことに。女性が厨房に戻るのを確認し、まずはシリアルを食べ、オレンジジュースを飲んでいる間に紅茶とともに主役であるブリティッシュ・ブレックファストが到着。何が出るのかは写真を参照してください。正直トマトを焼くというのは日本人の感覚からすると有り得ない調理法だったりするんだけど、これが焼いたベーコンや目玉焼きと一緒に食べると良く合うんですよ。一通り食べ終わり、紅茶をすすりながらしばし休憩し部屋に戻ることに。

部屋に戻った後はホテルを出るのは10時頃にしようということになり、時間までちょうど渡英時期に日本・韓国で開催されていたサッカーのワールドカップ中継をテレビで観戦することに。日本人でありながら日本で開催されている試合をイギリスで観戦するのは何かヘンな気分ではあった。

そして時計がちょうど10時になろうかという頃に、ホテルを出ることとなった。この日は観光ということは事前に決めていたのだが、日本を出る前にどこに行こうかと決める際にマンチェスター近郊かヨークのどちらに行こうかということでちょっと意見が割れたりした。実は私は昨年の GODS 観戦のためにイギリスに来た際にその両方を既に行っていたために正直どっちでも良かったということもあり、 TAKE さん、ひでさんの二人で協議してもらった結果、イギリス有数の観光地でもあるヨークに行くことになった。

ホテルから BRADFORD FORSTER SQUARE という駅を目指し数分歩いているとブラッドフォードのシティホールが見えてきた。ここで地図を確認し、更に歩いていたのだが、一向に駅に近づく気配がなく、ここで自分たちが道に迷ったことに気がついた。とはいえ、シティホールまで戻るにはけっこうな距離を歩いてしまった上にタクシーもまったく走っていないと一瞬焦ったのだが、ちょうど前から歩いてきた女性に駅の方向を聞き、なんとか歩いて駅まで辿り着く事が出来た。この時点では時間は11時。どうやらホテルからまともに歩いても15分も掛からないところを大幅に遠回りしてきたらしい。

時刻表を確認したところ、次の電車が来るまで1時間もあると判明。しょうがなく売店で飲み物を買いベンチに座り電車を待つことに。しばらくして TAKE さんが飲み物を買いに売店に向かったのだが、10分以上経っても戻ってくる気配がない。さすがにちょっと心配になりひでさんが売店まで見に行ってくれたのだがいなかったということで、まあ TAKE さんも大人だし時間までには戻ってくるだろうと思いつつもやはりここは日本じゃないしとヤキモキしながら待っているとなにやら袋を片手に戻ってきた。なんでも駅のすぐ近くにあったスポーツショップで買物してきたようで、本人曰く「結構イケちゃうもんだねぇ。」って人の心配も知らずにあなたねぇ・・・

まあ、とりあえず無事に戻ってきたところでしばらく待っていると電車がようやく到着。その電車に乗り約20分ほどで乗り継ぎ駅であるリーズに到着。ここでも時刻表を確認すると、ヨークに向かう電車は30分後ということで電車の到着するホームに向かい待つこと30分。電車が出発し40分ほどで目的地のヨークに到着した。

ヨーク到着後、まずはヨークミンスターなる大聖堂に向かうことに。実は昨年ヨークを訪れた際にも来ているのだが、その時はちょうどミサが開催されていて中には入れなかったのだが、今年は無事に入ることが出来た。中では入場料とは別に2ポンドほど払うと写真を撮れるようだったのだが、周りを見ても誰も写真を撮っていなかったので、その状況で写真を撮るのも気が引けるのでとりあえず入場料のみを払い中に入ることに。で、大聖堂の中をじっくり見て廻ったんだけど、誰も写真を撮ってなかったのがよくわかった。というのもこれだけのものを目の前にしてしまうと、写真という形で見た証拠を残すよりも自分の肌で感じて記憶に焼きつけておいた方が遥かに有益というか、なんかチマチマ写真撮るのがアホらしくなるぐらいスケールがデカいんですよ。中でも世界最大面積のステンドグラスは圧巻でした。

ヨークミンスターを満喫したところで時間は2時を過ぎていた。さすがに腹も減ってきたのでここで昼食を取ろうということになったのだが、どうせイギリスに来たんだったらフィッシュアンドチップスは食べておきたいということで、どの店で食べようかということになり、昨年ヨークを訪れた際に行った店が美味しかったので、おぼろげな記憶を頼りにその店を探すことに。その途中、 HMV を見つけてしまったのだが、わざわざイギリスまでライブを観に来てしまう人間が3人も揃っているとあって満場一致で「ちょっとだけ見ていこう」ということになり、空腹にも関わらずまるで吸い込まれるかのように足が入り口に向いてしまった。とはいえ、イギリスはアルバムだと物によっては日本よりも高かったりする上に、これといってレアなものがあるわけでもなく他の二人は何も買わなかった。一方私は日本でも探せば見つかるだろうけど、ここ最近輸入盤店で見かけなくなっていた THE MUSIC の "YOU MIGHT AS WELL TRY TO FUCK ME" の EP を1枚だけ見つけたので購入することに。

その後、数分歩いているとようやく目的の店を発見。早速中に入り、3人ともフィッシュアンドチップスした。私は昨年食べていたので既にどんなものか知っていたのだが、フィッシュフライがとんでもなくデカい上に、下には敷き詰められたチップス(ポテトフライ)の量もハンパじゃないために結局チップスの方はちょっと残しちゃいました。フィッシュフライの方はころもがサクサクしてて美味しかったです。これには二人も満足してくれたようで、薦めた自分としても一安心。これでマズいとか言われちゃうと面目丸つぶれだしね。

お腹も満たしたところで、次は中世に建造されたというクリフォード・タワーに向かうことに。ここの上から眺めるヨークの町並みの美しさは格別といった感じで、ホントに降りようと思ってもいつまでも見ていたい気持ちにさせられた。これには TAKE さん、ひでさんの二人も満足した模様。中世に建てられたというだけあり、お土産の売店には木で作られた剣のおもちゃなどが売られているんだけど、何を血迷ったかひでさんがいきなり「俺、剣買うわ!!」などと言い始め、てっきり冗談かと思っていたら本当に買っちまった。あなた、修学旅行で木刀とか買っちゃうタイプでしょ?

クリフォード・タワーを降りたところで時間は4時半近くになろうとしていた。後々の予定を考え、5時にはヨークを出ようと来る前から決めていたので、駅に向かう途中、城壁を少しばかり散策することに。ちなみにヨークは元々城壁に囲まれた町で、その城壁はシティウォークとして歩けるようになってるんです。本当ならショッピングセンターとかもじっくり見たかったんだけど、朝駅に向かうまでに時間を食ってしまったり、電車の乗り継ぎに時間が掛かったりしたせいで到着が遅れたせいもあり、ちょっと駆け足になってしまったけど、 TAKE さん、ひでさんともにヨークを満喫出来たようで、私も2回目とはいえ念願のヨークミンスターに入ることも出来たし、クリフォード・タワーからの町並みはいつ見ても美しいと大満足でした。

ヨークの街を後にして駅へと向かい、行き同様にリーズ経由で BRADFORD FORSTER SQUARE に着いたのが夜の7時前。ここでホテルの帰る前に晩飯を食おうということになったのだが、外は明るいのに店は殆ど閉まっていて、空いてるのはせいぜいマクドナルドとパブぐらいのもの。で、マック(マクド?)行くならパブでビールでも飲みながら何か食おうということで歩いている途中に見つけたパブに入ったところ、看板には「 BEER & FOOD 」とか書いてあるくせに食べ物は置いてないなどと言われ、しょうがなくビールだけチビチビ飲む羽目に。でもこうやってフラっとパブ寄って \3~400 程度で手軽にビール飲めるのってイイっすわ。その店も値段は安くて雰囲気も良いし店内も混んでないしとイイ感じに気持ち良く飲めました。

パブを後にして歩くこと数分でホテルに到着。普通ならここでホテルのレストランとかで飯食って一日は終わりって感じなんだろうけど、我々にはまだこの後にお目当ての THE GODS 2002 の前夜祭というビッグイベントが待っていただけにここで終わりという訳ではなかった。ホテルに着いたのが夜8時。前夜祭が9時からだったために30分ほど部屋で休憩し、疲れた身体を引き摺り前夜祭及び GODS の会場である Pennington's へと向かうことに。

ホテルから歩くこと10分程度で Pennington's が見えてきたのだが、その時点でまだ数百メートル離れているにも関わらず前夜祭に来たとしか思えない メタ T を身にまとったメロディックロッカーの影がチラホラ見えてきた。会場に到着すると歩道の柵に GODS のフラッグが飾られており、それを見た瞬間に一気にテンションが上がってしまい、その勢いと記念にってことで TEAM GODS の写真を撮ってしまった。写真撮影後、誰かが手を振ってくるのでよく見てみたところ、それは CONTAGIOUS のトニー・マーシャルだった。

その後、開場までまだ時間があったのですぐ近くにあるハンバーガー屋で食事を取ることに。昼間のフィッシュアンドチップスでチップスはたらふく食ってたのでハンバーガーだけでいいやと思ってたのに、この店はハンバーガーにはチップスが強制的に付いてくるということで半ばイヤイヤ食う羽目になるのかと思いきや、この店のチップスはなかなか美味しく、腹が減ってたこともあり、今回は残すことなく全て食べてしまった。

会場に戻ると既に客入れが始まっており、早速中に入ることに。この前夜祭ってのが Pennington's のライブスペースの方ではなく、生バンドが簡単にライブの出来るちょっとしたステージのあるバーのようなところで行われるようで、中に入るとメロディックロックの新旧の名曲の数々が大音量で流れていた。当たり前の話だが、周りは外人だらけ。というか、この状況ではむしろ我々の方が外人なわけで、私は過去2回 GODS に参戦してるので、こういう状況には多少免疫があったのだが、他の二人(というかひでさん)はちょっと萎縮してしまったようで、ひでさんに「としおさん、よく一人で2回も行きましたねぇ」などと言われてしまった。

カウンターでビールを注文し、チビチビ飲んでいると HAREM SCAREM のバリーとクレイトンが飲んでいるのを発見。そこで景気づけということで私と TAKE さんの二人で話し掛けに行くことに。日本から来たことなどをつたない英語で話し掛け、もう一人友達が来てると説明し、ここでひでさんもバリーとクレイトンのところに連れて行ったのが良かったのか、ようやくその状況を楽しめるようになったようだった。

その後も翌日の GODS 出演するミュージシャンが続々会場に現れ、ちょっとしたファンミーティングの場のようになっていた。そこで HAREM SCAREM のハリーとピートもやってきたので、早速3人で話し掛けに行った。正直ハリーってのはなんとなく気難しい人かなぁというイメージがあったのだが、いざ話してみると結構気さくな人のようで写真もちゃんと撮らせてくれました。 TAKE さんとひでさんは日本のプロモーション来日とかではなく自発的にイギリスまで来てハリーやピートに逢えたことで感極まり、その後すっかりテンションが上がってました。

その後、前夜祭最初のライブの時間となり昨日 CONTAGIOUS のオープニングアクトで観た DEADLINE のステージが始まった。他の二人を残し私だけは最初は前の方で観てたんだけど、2曲ぐらい観た時点で昨日と印象が変わらなかったので席に戻り再びビールを飲みながら喋ったりすることにした。っていうか、前日のライブって前夜祭の公開リハだったんじゃねーの?ちなみに前日とほぼ同じセットリストだったと思いますが、最後に TYKETTO の "Burning Down Inside"とかつて WHITE LION もカヴァーしてた GOLDEN EARING の "Rader Love" のカヴァーが披露されたが、正直この2曲が一番ウケてたような気がする。

DEADLINE のライブ終了後、トレイに行こうと思い向かう途中にゲイリー・ヒューズを発見。これは話し掛けないとマズいでしょ!!ってことで早速話し掛け写真を撮らせてもらおうかとお願いしたところ、ゲイリーの奥さんがシャッターを押してくれることに。しかし、これが上手く行かずその横にいた TEN のベーシストのスティーヴ・マッケンナがシャッターを押してくれてなんとか撮影成功かと思いきや、私が自分のデジカメをフラッシュを使わない設定にしていたために今一つの出来になってしまった。写真も撮り終え、その場を去ろうかという時にゲイリーの方から握手を求めてきて「明日のショウは楽しみにしててくれよ!!」と言ってくれた時は彼のファンへの優しさが伝わってきて、 TEN の大ファンである自分にとっては本当に嬉しかったです。

そしてステージでは SHOTGUN SYMPHONY のライブが始まった。この前夜祭では翌日に向けてのウォームアップギグということで5曲という短いセットリストではあったものの、非常にリラックスしたムードの中で良い演奏を聴かせてくれただけでなく、本番ではプレイされなかった "Way Back Home" がプレイされるという嬉しいサービスもあった。個人的にはこの時初めて彼らのライブを観たわけだが、これが予想以上にしっかりしたライブバンドであることがわかり翌日への期待は一気に高まることになった。SHOTGUN SYMPHONY のライブ終了後、会場内のあまりの暑さに耐え兼ね外に出ることに。そこで昨年の GODS にも来ていたというあけみさんと対面。以前にも何度かメールでやり取りをしていたことはあったのだが、実際に会うのは初めてだったので、少し話し込むことに。

その後、前夜祭は引き続き行われていたのだけど、さすがに12時を過ぎてきたということもあり、翌日のことを考えてここでホテルに戻ることに。ヨークの観光だけでも十分満足の行くものであったのだが、それに加えて前夜祭では最高の雰囲気の中でハリーやゲイリーに会えた上に SHOTGUN SYMPHONY の熱いパフォーマンスが観られたりと本当に密度の濃い充実した一日でした。ということで、ビールも相当飲んでいたこともあり、シャワーを浴びてベッド入った瞬間3秒で眠りにつきました。(って、俺はのび太か?)


2002.06.02
8:00AM に起床し、身支度を済ませ朝食を取ると昨日とまったく同じパターン。しかし朝食を済ませ部屋に戻る頃にはあと数時間後には念願の GODS が観られると思うと落ち着いていられないという状態になってしまった。

その GODS は 12:00 PM 開演だったのだが、その2時間前の 10:00AM から昨日前夜祭の行われた場所にてサッカーワールドカップのイングランド VS スウェーデン戦の中継を見られるように場所を開放するということだったので、ちょうど 10:00AM にホテルを出て会場に向かうことに。会場に到着すると既に多くのファンがサッカーを観戦しており、我々もその輪に加わることにした。しかし、時間が経つにつれ人数が増えてきて場内がかなり熱くなってきたことと、やはりチケットが届いていないこともあって、その問題を極力早く解決しておきたかったので、私は外で開場時間になるのを待つことにした。

しかし、開場時間である 11:30AM になっても一向にドアが開く気配はなく、本来なら開演時間である 12:00PM を過ぎても開場すらしないという時点でイングランド VS スウェーデン戦が終わるまで会場にならないのだろうなと思いひたすら待っていると 12:30PM になりようやく会場となった。

そして受付でインターネットでチケットを注文したが届いていないということを説明してもまったく通じず、挙句の果てには当日券の料金30ポンドを払えと言われる始末。しかしそれを拒否すると今度は前売り料金の25ポンドを払えと言われる。ここでインターネットでクレジットカード決済で支払い済であることと、それを証明する代理店とのやり取りのメールを印刷した紙を見せてようやく中に入れてもらえることになった。中に入れてもらう際に「確認のために30分後にもう一度受付に戻って来い」と言われたけど、我々が戻ることはなかった。だってちゃんとお金払ってるし、やましいことなんてないしねぇ・・・

で、会場に入ったのだが、これが例年の MAXIMES とは比べ物にならないほどきれいな会場で、ステージも広いし天井も高いというだけでなく、バーカウンターは左右に2つあるしトイレには噴水とソファーまで付いているという無駄な豪華さには驚いたというか呆れた。そしてマーチャンダイズ売り場で GODS の長袖ベースボールシャツと CD を数枚購入し、フロアに足を運びトップバッターである PULSE のライブを心待ちにした。そしてアナウンスと共に PULSE の登場となったのだが、会場の音響は音の鳴りといいバランスといい非常に素晴らしいサウンドになっており、その点は期待通りだったのだが、肝心の PULSE が自分が求める音とは正反対のバンドになっており、悪くはないものの、もやもやしたものを残したまま終わってしまった。

それ以降のことに関しては各バンドのライブレポートを見てもらうとして、会場内の雰囲気を説明すると例年の MAXIMES の場合、楽屋もないような小さな会場だけにちょっと辺りを見回すと当日ライブに出演するアーティストがその辺を歩いていたりするので、気軽に声を掛けたり写真を取らせてもらったりということが出来るのだけれども、この Pennington's はこれだけしっかりした会場なだけにバックステージもしっかりしているのか、出演アーティストがその辺を歩いているということはあまりなかったように思う。そのかわり会場内でよく見掛けたのが前夜祭に出演した DEADLINE の面々とアイヴァン・ガン、マット・ミッチェルを始めとする PRIDE の面々。特にアイヴァン・ガンは人が気持ち良く SHOTGUN SYMPHONY を観ている最中に横でベラベラお喋りに興じていたがスゲーウザかった。

飲み物に関してはバーカウンターに行けばミネラルウォーターからビールまで一通り揃っているという点に関しては日本の会場と一緒なのだが、やはり半日以上会場内になるとなると当然食事はどうするのかという問題が出てくる。しかし会場内にはしっかりフードコーナーのようなものが用意されており、そこではハンバーガー、サンドイッチ、ホットドッグ、ベイクドポテトといった食べ物を買うことが出来るので、お腹が空いたらライブの合間にちょこっと買いに行っては腹を満たすという感じで一応食事は取れました。

また、半日以上ライブを観ているとなると当然全部のバンドをしっかり見るというのは難しいため、出演バンドに優先度を付けて最低でも2バンドぐらいは休憩に当てておかないと最後まで体力が持たないということは過去2回参加したときにイヤというほど実感しているので、今回のラインアップの中では HONEYMOON SUITE と ERIC MARTIN BAND は休憩タイムにすることにした。といっても完全に休憩するのではなく、後ろの方で柵に寄りかかって観るという感じだったので両バンドともまったく観ていないというわけでもなく、休みながらも一応は一通り観てはいます。とはいえ、 ERIC MARTIN BAND はベイクドポテト食いながら座って観てましたけど。ちなみに TAKE さんはこのペース配分に失敗したのか TEN の頃には爆睡してたらしい。そのことをちょっと悔やんでいたので私も初めて参加した THE GODS 2000 の時は TWO FIRES で爆睡したことを説明すると「 TWO FIRES だったら寝過ごしてもいいけど、TEN を寝過ごしたら悔しいじゃないですか!!」などと一部のメロハーサイトを敵に回しかねない微妙な問題発言が飛び出す始末。なんで THE STORM, TWO FIRES のファンってあんなに粘着(以下略)。ちなみにひでさんはあれだけビールガバガバ飲んでるのに眠くもならずに立っていられるんでしょ?

と、こんな感じにトリの HARDLINE が終わったのが日も変わって 2:30AM 。いくら休憩タイムを設けて最後まで体力を持たせていたとはいえ、さすがにこの時間となると足がガクガクだわ眠いわと身体はボロボロなんだけれども、テンションがすっかり上がりっぱなしで、それは TAKEさん、ひでさんともに同じだったようで、会場を後にしてホテルに向かう帰り道の間にもその日の興奮を互いに伝え合いながら歩いているうちにホテルに到着。あとはシャワーを浴びておやすみなさいという感じだった。

to be continued...

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