ADRIANGALE - Re:Program

Label : Kivel Records. | Cat-No. : - | Release Date : 2002.07

ADRIANGALE - Re:Program1. Still Burning 2. Closer 3. Heartbreak Guaranteed 4. If 5. Over,Said N Done ! 6. Runaway 7. Heartgames 8. 41394 9. Part Of Me 10. Heather Please 11. No More Chances

元 GUARDIAN のジェイミー・ロウを擁するアメリカ出身のメロディアスハードロックバンドのミニアルバム「 UNDER THE FOOD 」に続く通産 3 作目となる 2nd フルレンスアルバム。基本的にはデビューフルレンスアルバム「 FEEL THE FIRE 」と同系統のアメリカのバンドらしい快活なムードを持った力強いハードロックを聴かせてくれているが、今作では前作での美点はそのままによりメロディを聴かせることに重点を置いており、楽曲の方向性やそのクオリティを一段と高めた力作に仕上がった。

アルバムのオープニングを飾る "Still Burning" こそ前作の延長線上にあるリズム・メロディともにシンプルながらも力強く聴かせるスタイルを踏襲しているが、続くこのアルバムを代表する楽曲であろう "Closer" ではしっかり練られたメロディ展開と聴き手を包み込むような柔らかな感触を持ったコーラスハーモニーがキャッチーさを醸し出すという彼らがこのアルバムで目指した音楽性がかなり明確に表現されていると思う。それ以降の楽曲に関しても持ち前の力強さはそのままにメロディを聴かせることに力点を置いた良質のメロディを持つ質の高い楽曲がズラリと並べられている。

こういった方向性の変化に合わせてかジェイミー・ロウのヴォーカルにも若干の変化を及ぼしているように聴こえる。以前はどちらかと TESLA のジェフ・キース辺りを彷彿させる持ち前のカスレ声で力強く歌い上げるスタイルの歌唱が目立ったのだが、今作ではそれだけに終わらず楽曲のメロディアス化に合わせて肩の力を抜いた艶っぽい歌唱が随所で聴かれるようになっており、自身の持つ表現力の多彩さをしっかりアピールしているのではないだろうか。また、ジェイミー・ロウのヴォーカルと並んでこのバンドの魅力の一つである流麗なギタープレイに関してはソロだけに限らず各曲の随所においてメロディアスなフレーズを挟み込むことで楽曲のメロディアス化を更に推し進めているのではないかと思う。

前作では楽曲の出来不出来のムラの激しさや方向性の散漫さといった不満点がかなり感じられたのは否定できないが、今作ではメロディ聴かせることを軸を着実に成長した姿を聴かせてくれたことは非常に頼もしい。まあ、欲を言うならばメロディアス化が進んだことの代償に前作で聴かれたハードロックならではの「熱さ」が少々後退してしまったことは残念ではあるが、これだけ質の高い作品の前にはそれは贅沢な意見と言えよう。いずれにせよ、今作で彼らは同系統のアメリカのバンドの中でも頭一つリードしたと言っても過言ではないと思う。

Score : 9 / 10

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