Label : Eecape Music | Cat-No : ESM048 | Release Date :1999
1.I'd Give Anything 2.Missing Piece 3.Building Wisdom From The Wounds 4.Call Of The Wild 5.I Gotta Know 6.Young Blood 7.It's A Long Way To Go 8.Without You 9.It's My Life 10.Don't Turn Away 11.Gotta Find That Woman 12.Do It For Free
ロバート・ベリー(Vo,B)、ゲイリー・ピール(G)、アラン・フィッツジェラルト(Key)、デヴィッド・ローザー(Dr)というメンツによるバンド(プロジェクト?)の2nd。THE SIGNがスーパグループと呼ばれるのであれば、この組み合わせだってスーパーグループと呼ばれてもおかしくないのに、1stの時から話題にならないどころかこの2ndに至っては国内盤すら出ないという状況。1stは結構メロディックでキャッチーな曲の揃ったなかなかの力作だった。しかしこの2ndでやっている音といえばキラキラ系の音でもなければ、アコギなぐらいキャッチーな音でもない。強引に例えればホンのちょっとだけシンフォニックになったBAD COMPANYとでも言えばいいのか。一言で言ゃあ、地味なロックとしか言いようのない音なんですよねぇ。このメンツでレーベルがESCAPE MUSICとくれば期待される音もキラキラ系メロディアス・ハードロックになるのだろうけど、これじゃファンの期待している音とはいえないし、話題にならないのもわからなくもない。
私も最初に聞いたときは地味だと思ったし、これといって印象的な曲もないのだけれど、なぜかじっくり聴き込んでしまう不思議な魅力に溢れているんですよねぇ。恐らくそれはロバート・ベリーの歌に依るところが大きいのだと思う。正直言ってロバート・ベリーの歌はスティーヴ・ペリーのような伸びやかなハイトーンは出るわけでもないし、ズバ抜けて歌が上手いというわけでもない。けれど時にポール・ロジャースを彷彿させる節回しで歌い上げるどこか煮え切らないメロディが非常に味わい深く、聴けば聴くほどその歌声に引き込まれてしまうんですよねぇ。
ポール・ロジャースやジョン・ウェイトのような情感や節回しが肝のシンガーって大体がブ厚いコーラス・ハーモニーに声が混ざらないことが多く、このロバート・ベリーもその例外ではない。ということもあってかこのアルバムには美しいコーラスハーモニーというものは殆ど登場せず、せいぜい"Young Blood"でちょっと厚めのコーラスが被さる程度で、あとは延々と歌い回しで勝負!といった感じの曲が並ぶ。その歌い回しのせいかメジャーキーの曲ですらどこか煮え切らないものがあるので、とにかくキャッチーで爽やかな曲が好みという方にはとてもじゃないがオススメできないけど、上記のシンガーやリーフ・スンディンやダーレン・ワートンのようなどこか煮え切らないシンガーが好みで、多少曲が地味でもOKという方は一度挑戦してみる価値はあると思います。
Score : 8 / 10

