Label : VICTOR ENTERTAINMENT | Cat-No. : VICP-62635 | Release Date : 2004.04.21
1. Oh Boy 2. One In A Million 3. He Want It Real (Real Life) 4. Bite Me 5. What Would I Do 6. Man With A Mission 7. Shakin' Me Babe 8. Still Standing 9. Rescue Me 10. A Thousand Rainbow 11. I'm Gonna Win 12. Run 13. Seven Days 14. All Cried Out
元 TERRA NOVA のメンバーによるメロディアス・ハードロックバンドの 2nd 。前評判では前作と比較して TERRA NOVA 時代の作風に回帰しているとのことであったが、実際に仕上がった音の方はその前評判通りの爽快なメロディを持つ楽曲に然るべき装飾を施した非常にクオリティの高い作品に仕上がっている。
前作においても楽曲の出来自体は TERRA NOVA 時代と同等のレベルの曲が揃っていたにも関わらず、余計な装飾を取り払ってしまったがために、曲の良さは十分理解できるものの、少々物足りないといった印象は否めなかった。しかし、本作ではその素材の良さはそのままに瑞々しいキーボードや重厚なコーラスハーモニーといった聴き手が彼らに求める要素がしっかり組み込まれている点が非常に嬉しい。また、単に過去に回帰しただけでなく、 "Man With A Mission" のような新生面に踏み込んだ楽曲もあり、着実に方向性が広がってきていることも特筆すべき点であろう。とはいえ、単にアレンジ面で過去に戻ったことがクオリティの底上げをしているわけではなく、やはり根底にあるのは前作同様に Fred Hendrix のメロディメイカーとしての才能あってこそこのレベルを維持できているのではないかと思う。この人の作るメロディには意外性というか時にハッとさせられるような閃きを感じさせる独特のセンスがある。その独自のセンスが然るべき装飾を纏っているのだから悪いはずがなく、やはりこうでなくてはと溜飲を下げたというのが正直なところではある。
前作は元々 Fred Hendrix のソロアルバムがバンドとして発展していったという経緯もあるため、ああいった作風になったのではないかと思うが、本作において TERRA NOVA 時代の遺産は完全に引き継がれたといってよい。ここまで聴き手の期待するべき音に応えてくれたのだからもはや元 TERRA NOVA という肩書きは不要であろう。
Score : 8 / 10

