CLARK - Two of A Kind
Label : KING RECORDS | Cat-No. : KICP-1009 | Release Date : 2004.06.23
1. I Don't Need You 2. Two Of A Kind 3. What If 4. One Of The Greatest Love Stries 5. Make It Home 6. You Make Me Love This World 7. Nobody Else (But You) 8. Be With Me 9. Easy Way Out 10. Invisible 1. As We Speak 12. Easy Way Out (Acoustic Version) *
* : Japanese Bonus Track
スウェーデン産ポップロックバンドのデビューアルバム。その音楽性は爽快感にウェットな質感を加えた北欧らしい透明度を持つポップなメロディをコーラスハーモニーで包み込んだメロディアスなサウンドを実践しており、 JELLYFISH や SUGARBOMB に北欧的な叙情性を加えたサウンドといえば判りやすいかもしれない。また、この手のバンドにありがちなプログラミングを多用した人工的な音作りを極力避けたシンプルなロックアレンジでメロディを聴かせることに焦点を絞っている点には好感が持てる。ヴィジュアル面においてもボーイズコーラスグループのような華やかさで勝負していない辺りもあくまでロックバンドであることをアピールしているように見えなくもない。
しかし、メロディを聴かせることに焦点を絞っている割にはそのメロディ自体の魅力が乏しく、聴いている最中は心地良くはあるものの、聴き終わった後にあまり印象に残らない。その上、バラードで顕著なようにソウルフルな歌唱を聴かせられるシンガーがいるにも関わらず、コーラスハーモニーを偏重するあまり、メロディの聴かせどころがぼやけてしまっているのも、その印象の希薄さに拍車をかけている。また、聴き手の嗜好の問題であると思うが、シンプルなロックアレンジであるのは良いものの、そのアレンジ自体が非常に淡白でバンドのプレイ自体に何の魅力も見出せず、メロディとコーラスハーモニー以外に聴きどころがないというのも筆者のような人間には結構厳しいと言わざるを得ない。このようにバンドの色などは関係なく、あくまでメロディの機能性だけを追求する向きのリスナーには訴えかけるものがあるのかもしれないが、個人的には好きか嫌いかと聞かれれば間違いなく好みの音ではあるものの、現時点では興味の対象には成り得ないというのが正直なところである。
Score : 6 / 10

