DEPARTURE - Corporate Wheel

Label : MARQUEE-INC. | Cat-No. : MICP-10341 | Release Date: 2002.12.18

DEPARTURE - Corporate Wheel1. Listen To What I Say 2. Corporate Wheel 3. Sacrifice 4. Time 5. Down On My Knees 6. Every Man 7. Giving Me A Reason . Comin' My Way 9. Fallin' From The Sky 10. Hallowed Ground 11. Look In Your Eyes

通産3作目。ニューヴォーカリストに Timothy Lewis なる人物を迎えている。一聴して耳に残るキャッチーなメロディを持つ楽曲を良好なサウンドプロダクションで再現しており、客観的に見ても相変わらず質は高いが、前2作と同様に質が高いことは頭では理解できてもそれ以上のこちらの感情に訴えかけてくる要素が欠落している辺りも相変わらず。

このバンドに限ったことではないが、現存する多くのメロディアス・ハードロックバンドの多くはバンドとしての実体が存在しないスタジオプロジェクト的なものが大半ではないかと思われるが、このバンドはその中でもバンドとしてのヴィジョンも持たずにとりあえずキャッチーな楽曲を作って、それがアルバム一枚分溜まると手の空いているミュージシャンを集めてはスタジオ入りしてレコーディングしてアルバムが完成したら CD として商品として送り出すというルーチンワークに嵌ってしまっているような気がしないでもない。そんなルーチンワークがマンネリを招くというのもあるだろうし、実体がないだけにバンドとしての成長や外部からのインプットなどに期待できるはずもなく、その証拠に過去2作に比べて楽曲のクオリティが落ちてきている感は否めない。

また、彼らの作品はどの作品してもキャッチーなメロディという共通項はあるものの、バンドとしての色が全く感じられないというのが正直なところ。仮に3枚のアルバムを DEPARTURE, EVOLUTION, INFINITY などと JOURNEY のアルバムタイトルから拝借した適当なバンド名でもつけて出したとしても、それぞれ別のバンドとして納得出来てしまうほど一貫性もなければミュージシャンとしてのエゴも感じられないと思っているのは果たして私だけだろうか?

前述の通り、爽快かつキャッチーな楽曲の詰まった高品質なアルバムであることは間違いないので、質が高い自分好みのメロディさえ聴ければ送り手の特色には拘らないという気質のリスナーであれば楽しんで聴くことの出来る作品であるとは思うが、個人的にはバンドの実体があろうがなかろうが、その音からアーティスト固有の色を汲み取れない限り、ただ質が高いというだけではそれ以上の思い入れを抱くことが出来ない。

Score : 4 /10

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