EMERALD RAIN - Short Sighted

Label : MARQUEE-INC. | Cat-No. : MICP-10361 | Release Date : 2003.04.23

EMERALD RAIN - Short Sighted1. Second Sight 2. Wanted To Believe 3. Everyday Hero 4. All Fair & True 5. Beneath The Blue 6. Think Of Me 7. This Must Be Love 8. Wouldn't You 9. Need To Fry 10. Ever After 11. Done Bleeding 12. Inside Out (Japanese Bonus Track)

カナダのメロディアスハードロックバンドのスタジオアルバムとしては4作目となる最新作。今作では THE GODS 2001 出演時にゲスト参加した元 HAREM SCAREM の Darren Smith を正式ドラマーとして迎えている。前作 "PERPLEXED IN THE EXTREME" では彼らの持ち味である重厚なコーラスハーモニーとエッジの効いたギターを核に方向性の間口を広げた作風であったのに対し、今作では意図的に初期の作風に回帰したということで、アルバム全体の雰囲気としてはデビューアルバム "BROKEN SAVIOURS" を彷彿させる爽快さを感じさせるため、前作と比較するとより統一感のある作品に仕上がっている。

ただし安易に初期の作風に回帰しただけではなく、前作で聴かれた効果的なコーラスハーモニーの導入を始めとするアレンジ面での成長振りは今作においても継承されており、前作で披露したアレンジ面での成長を初期の作風に投影することで単なる焼き直しに終わらない作品を作り上げた点は高く評価良いだろう。ゴシック的な冷ややかな雰囲気を醸し出した "Beneath The Blue", 持ち味の爽快感にモダンなグルーヴを導入した "Wouldn't You", 繊細なメロディが浮遊するポップチューン "Ever After" といった楽曲では前作ほど極端ではないにせよ新生面の追求は行われており、アルバムを通して聴いた際に雰囲気が画一的にならないように工夫されている点も好印象だ。とはいえ、やはり彼ららしい爽快感とハードネスがハードロックならではのカタルシスを生み出す "Everyday Hero", "Think Of Me", "Need To Fly" といった爽快なハードロックチューンがアルバム中でも頭一つ抜けているといった印象を受ける。

ただ、中にはギターリフの使い回しが聴かれる場面も決して少なくなかったり、依然として曲の出来にバラつきがあるため、結果的に諸手を挙げて歓迎できないアルバムであることは否定できず、私が彼らに抱く「アルバムに何曲かは良い曲があるバンド」という印象を覆すまでには至っていない点だけは残念だ。

Score : 7 / 10

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