HARDLINE - II
Label : MARQUEE-INC. | Cat-No. : MICP-10317 | Release Date : 2002.08.21
1. Hold Me Down 2. Y 3. Paralysed 4. Face The Night 5. Do Or Die 6. Hey Girl 7. Only A Night 8. Your Eyes 9. Weight 10. Way It Is, Way It Goes 11. This Gift 12. Only A Night (Acoustic version) (Japanese Bonus Track)
80 年代に BRUNETTE なるバンドで活動していたジョニー、ジョーイのジョエリ兄弟とニール・ショーンにより結成されたアメリカン・ハードロックバンドの約 10 年振りとなる再結成アルバム。しかしこの再結成にはニール・ショーンは参加せず、 1 曲のみゲスト参加こそしているものの、その後任には THE STORM / TWO FIRES といった JOURNEY タイプのバンドでの活動で知られるジョッシュ・ラモスを迎え、更にはオリジナルラインナップにはいなかったキーボーディストを迎えた 6 人編成での復活となった。
プロダクションの差こそあれど「 DOUBLE ECLIPSE 」と同様にダイナミックかつ爽快なアメリカンハードを聴かせるという点においては 10 年という長い年月を経ても変わっておらず、ジョニー・ジョエリのヴォーカルに関しても衰えの感じられない力強い熱唱を聴かせてくれている。また、リードギタリストにはジョッシュ・ラモスという人選は正解だったようで、アルバムの随所においてニール・ショーンを彷彿させる楽曲の魅力を押し上げる堅実なプレイでバンドを支えている。しかし、各曲の出来となると収録曲の半数以上が凡庸なアメリカンハードといった曲で占められており、中には哀愁のメロディを持ち前のダイナミズムで聴かせる "Y", ジョニー・ジョエリの熱唱が映えるバラード "Face The Night", BRUNETTE 時代のレパートリーをリアレンジした "Do Or Die", 開放感溢れる "Only A Night" といったそこそこ印象的な曲はあるものの、全体を通して聴くとこじんまりとした印象は否めない。
いくらあの HARDLINE の再結成とはいえ、さすがに解散から 10 年近く経っているだけに過剰な期待は抱いていなかったので、今作の出来に落胆するといったことはなかったとはいえ、結果的には「 DOUBLE ECLIPSE 」のアウトテイク集といった域を出ていない作品で復活されてしまうと自分の美しい思い出を踏みにじられたような気にさえなる。聴き手の勝手な言い分であることは重々承知しているが、 HARDLINE という名前で復活する以上、アルバムに数曲そこそこのレベルの曲がある程度の出来では困るというのが正直な感想だ。
Score : 6 / 10

