HOUSE OF LORDS - The Power and The Myth

Label : NIPPON CROWN | Cat-No. : CRCL-4577 | Release Date : 2004.02.25

1. Welcome To Illusion 2. Closer 3. Revolution 4. But I Like It 5. Darkness 6. Middle Of Paradise 7. Lose You 8. Out In the Streets 9. World Of The Lonely 10. Late Night Show 11. The Need 12. Tomorrow 13. Guilty 14. Hard to Hold On 15. I Will Come Back

約12年振りとなる再結成 4th アルバム。一応オリジナルメンバーでの再結成であるが、レコーディング直前で Gregg Giuffria が脱退していることもあり、従来のシンフォニックに装飾された大仰なハードロックサウンドは影をひそめ、落ち着いた雰囲気のダークかつシリアスな作風に路線変更している。

しかし、手数の多い攻撃的なグルーヴを生み出す強靭なリズム隊、時にテクニカルなフレーズを交えながら味のあるプレイを聴かせるギター、低、中音域を主体とした深みの増したヴォーカルメロディなど、その質感は異なるとはいえ、壮麗な装飾に頼らずにあくまでプレイそのものでドラマ性を描き出している点は今までになかった新たな魅力になっている。前半には James Christian の深みを増した表現力でじっくり聴かせる楽曲を揃え、折り返し地点にドラマティックなインスト曲 "The Power And The Myth" で場面転換し、中盤から後半に掛けてはインスト陣のテクニックで聴き手を引き込む楽曲を固められているというアルバムの構成もよく練られている。特に後半の楽曲で聴かれる時代の空気を吸収した乾いた叙情性は DREAM THEATER の「 FALLING INTO INFINITY 」で実践していた方向性に通じるものがあるかもしれない。

確かに純然たるオリジナルメンバーでの再結成でない上に音楽性まで変化しているため、これを HOUSE OF LORDS のと呼んでよいものかと迷うところではある。とはいえ、シンフォニックに装飾されてはいるものの、その中身は大味なアメリカンハードロックでしかなかったかつての音楽性に差ほど魅力を感じていなかった自分にとっては今作で聴かれるモダンかつ叙情的な新機軸への路線変更は成功であるように思う。名義はともかくモダンなメロディックロックアルバムとしての質は高い。

Score : 8 / 10

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