RALPH SANTOLLA - Shaolin Monks In The Temple Of Metal
Label : Frontiers Records. | Cat-No. : FR CD 106 | Release Date : 2002.08.05
1. Red Baron 2. Hot Rik's 3. The Creme De la Menthe Incident 4. Starlight 5. Mightiness (part 1) 6. Sartori 7. Echelon 8. What Might Have Been
MILLENIUM / EYEWITNESS のギタリストでありリーダーでもあるラルフ・サントーラのオールインストゥルメンタルによる初のソロアルバム。元々 MILLENIUM においてもインストアルバムを出せるほどのテクニックを披露していたが、ここでは本業であるバンドの制約のない環境でフュージョン寄りの楽曲から MILLENIUM のアルバムでも使えそうな哀愁を帯びたハードロックインスト曲まで自身の幅広い嗜好に裏付けられた様々なタイプの楽曲を聴かせてくれている。
その華麗なテクニックに関しては過去にバンド名義で発表してきた作品で証明済みであるため今更このようなことを言うのも何だが、この人の独特のタイム感によるタメと滑らかなフレージングのコンビネーションは聴いていて本当に心地良い。各曲の随所で聴かれるタメの効いたロングトーンから一気に流れ出るかのような流麗かつ滑らかなフレージングの数々には思わず耳を奪われてしまう。
ただ、そういった要所要所のフレーズの美味しさだけでなく、どの曲にしても楽曲としてしっかりとしたクオリティを有しており、中でも元 TEN のヴィニー・バーンズと DREAMTIDE のヘルゲ・エンゲルケをゲストに迎えた哀愁味溢れる "Starlight", 自身のルーツであるマイケル・シェンカーへの憧憬を描いた(と思われる)ハードロックインスト曲 "Echelon" は出色の出来であると思う。
正直言うとソロアルバムはオールインストになると聞いて、きっとガス抜き程度の自己満足のためのアルバムなんだろうと期待はしていなかったのだが、自身のやりたいことをしっかり反映した上でここまで作品として質の高いものを作ってくるとは思っていなかっただけに、聴き終えた頃にはアルバムが全 8 曲 34 分しかないことに物足りなさを感じてしまった。
Score : 8 / 10

