SNAKES IN PARADISE - Dangerous Love

Label : MTM Music | Cat-No. : 0681-49 | Release Date : 2002.05.22

SNAKES IN PARADISE - Dangerous Love1. Come On Join The Party 2. Dangerous Love 3. Fire & Rain 4. Calm Before The Storm 5. There's Somethin' U Hidin' 6. Should Have Known Better 7. Give And Take 8. Let The New World Around Us 9. House On Fire 10. Devil's Fire 11. Endless Highway 12. Move On

1998 年発表の「 GARDEN OF EDEN 」以来、約4年ぶりとなる新作。リリースまでに時間は掛かっているが、初期 WHITESNAKE をよりメロディアスにしたかのような若干レイドバックした雰囲気を持つハードロック路線は今だ健在で、若き日のデイヴィッド・カヴァーデイルをマイルドにしたかのようなステファン・ベルグレンのヴォーカルは相変わらず素晴らしい。

ただ、前2作と比較するとメロディの質がキャッチーよりも歌い回しで聴かせることに重点を置いているために、前2作のイメージを持っている自分にとって聴き始めは肩透かしを食らったかのような物足りなさを感じてしまった。しかし、数回聴き込むことによって耳が慣れてきたのか、このバンドが元々持っているレイドバックした雰囲気には今作のようなヴォーカルアプローチの方がハマっていると感じられるようになった。むしろ今となっては今回のアプローチによってバンドにとって最も相応しいスタイルを築くことに成功したのではないかとさえ思う。とはいえ、全てが歌い回しだけで勝負するようになったわけではなく、そのブルージーな歌唱とキャッチーなメロディラインが見事に融合した "Dangerous Love", 哀愁漂うメロウな雰囲気の上に情感溢れる歌唱がゆったりと流れる "Fire And Rain" といった楽曲はしっかり収められているので、以前の彼らを知っている人間にとってもまったく別物になったという印象を抱くことはないだろう。

ステファン・ベルグレンは現在この SNAKES IN PARADISE で活動する傍ら、ミッキー・ムーディー、バーニー・マースデンといった初期 WHITESNAKE のメンバーが結成した COMPANY OF SNAKES でもシンガーを務めているのだが、その双方の音楽性が似通っているだけでなく、バンド名にまで "SNAKE" という単語が付いているために、どうしても偽者くささが付きまとってしまうためにそれがマイナスイメージに繋がっているような気がしてならない。言い方は悪いが、 COMPANY OF SNAKES はどうしても WHITESNAKE の元メンバーが過去の遺産にしがみついているだけと印象が強いだけに、そういったバンドで活動することが SNAKES IN PARADISE としての活動の妨げにならないかという点だけは心配ではあるが、それを抜きにしても一つの作品としての質は極めて高い。ブルースズフィーリングを持った洗練されたハードロックを聴きたいという人には強くお薦めしたい。

Score : 8 / 10

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